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NFTX、NFT20|NFTとERC-20をつなぐプロジェクトを紹介

NFTX、NFT20|NFTとERC-20をつなぐプロジェクトを紹介
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NFTに裏付けされたERC-20を発行するプロジェクトとして、NFTXとNFT20について紹介しました。これらのプロジェクトの意義についても解説します。

HashMasksやCryptoPunkがすごい価格で取引されていますね。これらのNFT自体を保有することはなかなかハードルが高いですが、NFTに連動したERC-20なら少額で保有することができます。

バグや流動性など、リスクの高いプロジェクトという前提で、NFTとERC-20を結びつけるプロジェクトを紹介します。(投資や購入を勧めるものではありません。)

今回紹介するのは、NFTXNFT20という2つのプロジェクトです。

NFTに裏付けされたERC-20

NFTは分割して保有することはできません。例えば、マイクリのアインシュタインを10%だけ保有して10%だけゲームで使うなんてことは無理ですよね。アートNFTを10%だけ保有して、10%分だけ飾るなんてのも無理です。

ERC-20であれば、NFTとしての機能を扱うことができませんが、価格変動による利益は享受することができます。(もちろん損失も、)
1枚=1NFTと交換できるトークンがあったとすれば、0.1枚保有すればNFTを10%分保有しているのと類似した損益となります。

つまり、NFTの価格指標(インデックス)トークンとして機能することになります。

インデックストークンがあると、次のような効果が期待できると思っています。
・NFT価格の安定化
・流動性の向上
・資金流入によるNFT価格向上
・ERC-20を経由してのDeFiとの接続

うまく機能すれば、NFTの大きな課題であるプライシングや低い流動性が改善するわけです。

NFTX

出典 : nftx.org

NFTXは、NFTをpoolに入れることでERC-20を発行してくれるプロジェクト。対象となるNFTは限定されており、1NFTと1枚のトークンが1:1で交換可能となっています。

例えば、HashMasksのNFT1つに付き、1MASK(ERC-20)を得ることができます。NFTXでは、レアリティに関係なく1枚のトークンになるので、必然的にレアリティの低いNFTでpoolが構築されることになります。つまり、ERC-20の価格は、NFT群の底値(floor price)となるわけです。

次に、ERC-20のトークンを1枚を持ってくれば、NFT1つと交換することもできます。この時、交換できるNFTはpoolの中からランダムで選ばれます。

poolに入っているアセットは、OpenSeaで確認することができます。

https://opensea.io/accounts/NFTX

公式サイトはコチラ
https://nftx.org/#/

NFT20

出典 : nft20.io

NFT20は誰でも自由にNFTに裏付けされたERC-20を作ることのできるプロトコルです。

NFTXとの大きな違いは、poolに入っているNFTは好きに選んで交換出来る点。そのためpoolからはいいアセットが抜かれていくので、NFTXと同じようにfloor priceが形成されます。

NFT20では、NFTからERC-20に交換する際に5%の手数料が発生します。NFT20でのNFTとERC-20のレートは1:100なのですが、手数料を引いた95枚が手元に残ることになります。

再度NFTと交換する場合には、手数料によって引かれた5枚分を補充しなければならない点にご注意ください。

同じHashMasksのNFTを扱うERC-20であっても、NFTXNFT20では価格に違いがあります。poolに入っているNFTによることや、gas代が高いことで裁定取引が行われにくいことが原因と考えられます。

そのため、両者の価格差が大きく開いていれば、

1. MASKを買う
2. MASKとHashMasksのNFTに交換する
3. NFTをNFT20のpoolに入れて、NFT20のERC-20を受け取る
4. NFT20のERC-20トークンを売却する

このような取引によって、1と4の差額からgas代を引いた分、利益を得ることができます。

また、NFT20ではERC-20とETHペアの流動性提供によるファーミングを実施しています。ERC-20に変えたとしても流動性がなければ意味がありませんから、いい施策だと思います。

Uniswapで作ったLPトークンをNFT20に預けると、ガバナンストークンであるMUSEを掘ることができます。

公式サイトはコチラ
https://nft20.io/

まとめ

NFTに裏付けされたERC-20を発行するプロジェクトとして、NFTXNFT20について紹介しました。

こういったプロジェクトは、NFTの価格形成や流動性向上に貢献していってくれると思います。実際に触ってみようと思う方は、NFTのレアリティ(高いものを入れない)やERC-20の流動性に注意しながら挑戦してみてください。

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著者について

垂水ケイ

ブロックチェーンゲームを中心としたブログ「SHIMAUMA DAPPS!」を運営中。廃課金の沼に足を踏み入れています。

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