それぞれのゲームで、どのくらいの割合のユーザーが、他のゲームもプレイし、課金しているのかを集計しました。
※人数は、トランザクションを発生させたウォレットのアドレス数を示します。
実際のログイン・登録したユーザー数とは異なります。
また、取引量にはOpensea等の二次マーケットの取引量は含まれていません。
BigQueryを用いて、それぞれのゲームがどの程度、共通のユーザーを持つのかを調べて見ました。
今回、国内でプレイヤーの多い下記のゲームのそれぞれの利用状況を調べました。
マイクリプトヒーローズ(以下マイクリ)
コントラクトサーヴァント(以下コンサヴァ)
ブレイブフロンティアヒーローズ(以下ブレヒロ)
クリプトスペルズ(以下クリスペ)
ナイトストーリー(以下ナイスト)
ヴィーナススクランブル(以下ブイラン)
くりぷとん
【2月3日追加】
海外との状況の比較の為、GodsUnchained、0xUniverseと、ユーザー数の多いゲームも追加しました。
GodsUnchained
0xUniverse
なお、本データでは、クリプトスペルズの初期の部分(最初のセールから数か月間)は計測していません。
その為、クリプトスペルズの課金額に関しては大きな違いがあります。
【18時追記】クリプトスペルズの最初のセール部分の予測値も取得しまして、画像を更新しました。
また、ブロックチェーンゲームインフォに掲載されているコントラクトアドレスを元にしているため、コントラクトアドレス不足のゲームについては違った結果が出ている場合があります。
専用アプリのあるゲームの場合、それぞれ別のアドレスを用いてプレイされている場合があり、その場合、この集計では別のユーザーとして認識されます。
一番左側の列は、マイクリ利用者の他のゲームで占める割合を示します。
マイクリの利用者は23000アドレス超。
その利用者が他のゲームに占める割合は大きく、コンサヴァやブレヒロ、ブイランで5割近くを占めます。
くりぷ豚の利用者のうちマイクリ利用者は3割以下です。
くりぷ豚はマイクリよりも早く、2018年5月からトランザクションが発生しており、また、クリプトキティの日本語版として、日本の多くのブロックチェーン初心者の最初のブロックチェーンゲームになっていました。
そして意外とクリスペではマイクリ利用者は3割弱にとどまり、純粋なカードゲーマーが流れている事が予想されます。
また、ナイストでは、2割弱にとどまり、日本以外のユーザーが多く存在する可能性はあります。総アドレス数はマイクリに続く4700件。
【2月3日追記】
GodsUnchained、0xUniverseは国内で話題が多いゲームと違った結果を示しました。
国内ゲームの利用者の中ではほとんど存在感の感じられない数となり、
逆に、国内ゲームの存在感も、GodsUnchained、0xUniverseの中では10%に満ちません。
課金者限定になると、マイクリ課金者が他のゲームの課金額に占める割合は3割強程度にとどまるようになります。
ここで目立つ数字は、唯一5割を超えるマイクリに課金をしたことがあるブレヒロユーザーの多さです。
この割合の多さは、現時点ではまだ多いのか少ないのかはわかりません。
マイクリSでどのような数字になるのかに注目です。
ナイトストーリーに関しては、課金者に限定すると、比率が上がり、2割を超えました。
【2/3追記】
GodsuUnchainedと0xUniverseを追加した所、コンサヴァ課金者でGUへも課金しているユーザー比が他の国内で話題のゲームと比べて25%と高い数字を示しました。
ほとんどマイクリ課金者に内包されているユーザーであろうと細かく調べて見たところ、92人中、45人がマイクリへ課金をしていないユーザーでした。
海外からの出てきているのか、GodsUnchainedプレイヤーと親和性が高いのかは不明です。
上図は、利用者として0ETHの取引のみを行ったユーザーも含む、各ゲーム利用者の取引量です。
下図は、課金者として0ETHよりも多い取引を行ったユーザーのみで比較した、各ゲーム課金者の取引量です。
ナイストはマイクリ利用者の課金額に占める割合で比率を大きくあげ、5割強へ。
国内の平均課金額の高さが影響している可能性はあります。
マイクリ・ナイスト・クリスペ・0xUniverseは0ETHが一番多く、
ブレヒロ、ブイラン、GodsUnchained、くりぷ豚は0-1ETHが一番多く出て、
それぞれ1ETHまでで8割以上を占めます。
デイリーボーナスなどがあると、0ETHが大きくなる傾向にあります。
コンサヴァはクラウドセールの終了後にこのバランスが修正されていくのではないかと考えられます。
もっとも課金額が多いユーザーは、GodsUnchainedの960ETHでした。
今回、Bigqueryにて実行したQueryは下記で、アドレスごとの課金額と取引回数を出力し、集計しました。
select
a.from_address,sum(a.`value`)/pow(10,18) as total,
max(`b`.`total`),
count(*) ,
max(b.num),
from `bigquery-public-data`.`crypto_ethereum`.`transactions` as a
left join (
select from_address,sum(`value`)/pow(10,18) as `total`,count(*) as num from `bigquery-public-data`.`crypto_ethereum`.`transactions`
where to_address in(
ゲームのコントラクトアドレスリスト
)
and block_timestamp>"2018-05-01"
and receipt_status=1
group by from_address
) as b
on a.from_address=b.from_address
#c,d,e,fとゲームのウォレット毎にどんどん繋げていく
#ゲームのコントラクトアドレスは、「""」で囲み、「,」区切り
where to_address in (
全てのコントラクトアドレスリスト
)
and block_timestamp>"2018-05-01"
and receipt_status=1
group by from_address
order by total desc出典 : BIGQUERY
クリスペの初期のころの売り上げは、コントラクトアドレスへの入金では無く、クリスペに登録すると作られるウォレットへ入金の形をとっていました。
その為特殊な方法での集計・予想が必要です。
以下の記事に予想に使用したクエリ文を掲載しています。
dAppsの売り上げは、基本的にはEthereumネットワーク上に記録されており、ある程度調べる事が出来ます。
中には、EOSやTronなど他のチェーンにまたがっているため、集計が面倒であったり、
クレジット決済を導入していたりする所などは、完全に調べる事はできません。
また、決済方法がクリプトスペルズのように、スマートコントラクトではない場合も、調べる事が難しいです。
そんな中、どうやって調...
この記事が良かったら
いいねしよう
毎日情報を更新しています。
この記事が良かったら
いいねしよう
毎日情報を更新しています。